REFINING

2015年に国連がSDGsを全会一致で採択し、持続可能な社会の実現への取り組みが公是です。まわりを見回せば、街には膨大な建築のストックがありますが、ストックとして活かしきれてはいません。老朽化の名のもとにスクラップ・アンド・ビルドする前に、建物再生という選択肢があります。

建築基準法適合調査

完了検査済証未取得の建築物の法適合性を調査、不適合箇所は是正工事し、既存不適格建築物の証明を行い、建物の可能性を広げます。

躯体の耐久性を向上

建物躯体を徹底的にチェック、劣化や耐震性能について診断、改修設計をし、合わせて省エネルギー性能も高めます。

遵法性を確保

用途変更や大規模の模様替え、増築にて確認申請を行い、検査済証を取得して建物の遵法性を確保します。設備も一新して新築同様の仕上がりとします。

古民家再生

良質な古材の骨組みを活かしつつ補強し、快適で健康的な現代の空間をつくります。

そこにある建物、
そこにある風景への思い

一般的に、リノベーションやコンバージョンが建物の内外装の意匠の変更に留まるのに対し、「建物再生」は建物躯体を徹底的にチェック・補強し、長寿命化にしっかり手を入れた上で、内外装の意匠の変更を行います。
遵法性も確保した上で、設備の改修も行い、現代のニーズに合わせたインフィルを組み込んで、建物寿命をリセットします。

日本には20世紀に積み上げてきた大量の建築のストックがありますが、これまでは単にスクラップ・アンド・ビルドされるのみでした。
しかし時代は変わり、ストック活用が叫ばれるようになりました。
先人の残した建築遺産が、これからも街の風景の中で生き続けていけるように、新たな生命を吹き込みます。